社団法人 長野県電設業協会

会長　柄澤　守孝

残暑、お見舞い申し上げます。
協会会員の皆様、賛助会員の皆様、役員の皆様には日頃より協会運営に格別なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

６月２７日、気象庁より平年より２２日早く、昨年より１９日早い梅雨明けが発表され、同時に猛烈な暑さが続いております。6月中の梅雨明けは、6月２９日に梅雨明けした２０１８年以来4年ぶりとなります。６月の猛暑、早すぎる梅雨明けではありましたが、７月に入り各地で豪雨による被害が起きています。被害に遭われた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

建設業界では、政府の防災・減災、国土強靭化対策や高度経済成長期に整備されたインフラのリニューアル事業、好調な民間投資等による建設需要の拡大が期待される中で、今後１０年間は特に技能労働者の大量離職が見込まれ、技術者・技能者の高齢化や若年入職者の減少と相まって、現場を支える人材の不足が一層深刻な問題となっております。

このような背景の下、国民生活を支えるライフラインを担う電設業界は、近年、多発する自然災害に対する安全対策やサポート体制の充実を図りつつ、電力供給事情の変化や節電ニーズに的確に対応し、現場で役立つ電設技術を提供するとともに、中長期的課題である低炭素社会の実現に向け、省エネルギー対策の強化や再生可能エネルギーの活用に積極的な取組を進めていくことが期待されております。

令和４年5月２０日付で国土交通省中部地方整備局と（一社）長野県電設業協会、（一社）岐阜電業協会、（一社）静岡県電業協会、（一社）愛知電業協会、（一社）三重電業協会は、災害又は事故における中部地方整備局が行う緊急的な応急対策の支援に関し協定を締結致しました。この協定は地震・大雨等、異常な自然現象及び予期できない災害又は事故の場合で、中部地方整備局管内（各県内）において発生した災害又は事故の緊急的な対策を行い、電気設備等の機能確保又は回復を図ること及び他地域での災害に対し、中部地方整備局がテックフォース活動を実施する場合に協力することを目的としております。

また、令和4年７月１１日には（一社）神奈川県電業協会、（一社）山梨県電設協会、（一社）長野県電設業協会、（一社）愛知電業協会、（一社）静岡県電業協会の５県協会による相互応援協定を締結致しました。

今後予想される産業構造の変化に協会会員が遅滞なく対応していくための支援、会員相互の信頼と協調の下、協会本来の目的である分離発注の推進と公正な競争による適正価格での受注、電気設備工事業界の社会的地位の更なる向上に向けて、引き続き協会会員の皆様、賛助会員の皆様のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

支部長 千野 貴文

蔓延を繰り返す新型コロナウイルスに翻弄される日々は３年に及ぼうとしています。
ロシアによるウクライナ侵攻は泥沼化して混迷を極めています。
その影響による資材の高騰や納期の遅延は当たり前のようになっており、担い手不足も一層深刻になっています。
企業として社会の要請に応え続ける道のりが平坦ではないことを痛感しているところです。
電設業界は、ＤＸ推進や老朽化する社会インフラの再整備などに欠かせない存在です。労働集約型産業の課題を克服して持続可能な産業構造へ転換が望まれていると思います。
しかし、具体的な未来像が見えているわけではありません。まずは、新型コロナウイルスの警戒レベルと相談しながら、会員各社が知恵を共有できるような交流の機会を見いだしていきたいと考えています。
皆でこの難局を乗り越えていきましょう。

活動報告

活動計画

○公共施設照明清掃ボランティア（長野市電設業協会共催）
○講演会又は講習会
○会員交流、会員相互の情報共有
○防災協定の体制整備
○関係諸団体との連係

飯田支部活動報告

飯田支部長　石田　誠

本年度より前任の土屋氏より飯田支部長を引き継ぎました、石田と申します。
どうぞよろしくお願いします。
会員の皆様には日頃より支部活動や会の運営にご協力賜り感謝申し上げます。
4年程理事として関わらせていただきましたが、まだまだ分からないところばかりであります。
頑張って参りたいと思いますので会員の皆様のご協力をお願いいたします。

建設工事においては何をもってしても安全第一ですので十二分に注意を払いながら工事を行いましょう。
また、我々建設産業に携わる者にとっては資格や規則などを始め資材の高騰、遅延など厳しい状況が続きます。
知恵を絞り、協力し合いながら乗り切って参りましょう。
支部活動などご意見等ございましたら事務局までご連絡願います。

事業報告

事業計画

東信支部活動報告

支部長 滝澤　修吾

平素より皆様には支部の活動にご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症「第7波」感染急拡大の影響により支部の事業活動に制限がかかりまた昨年より対面での活動が皆無の状況です。

ことし3月にアンケート調査したCPD・CCUS・グリーンファイルの登録状況や今後の予定を聞きましたところまだまだ進んでない会員が多く見受けられました。
結果については近々に皆様へお知らせします。今後登録を進めたい会員の方がいれば個別に対応していきたいと考えます。私へ連絡ください。お手伝いさせていただきます。

今後の活動ですが対面での会議、打ち合わせはまだまだと思います。極力メール・フアックスにて皆さんの意見・要望・調査研究に力を入れていきます。
又あと施工アンカー2種の取得に向けて希望調査し電設協会全体で50名程度希望者がいれば講習・試験の県内開催を要望していきたいと考えています。

活動報告

諏訪支部活動報告

支部長 松澤 卓也

新型コロナウイルスの蔓延が始まり３年目を迎えました。
私が所属する諏訪支部がある諏訪地域では、本年度、諏訪大社の式年造営御柱大祭が開催されました。
例年通りというわけにはいきませんでしたが、諏訪地域に住む多くの氏子たちが、待ちに待ったお祭りであり、コロナウイルスの感染対策を考え、無事に終わることが出来ました。
本来であれば多くの観光客を見込み、諏訪地域、ひいては長野県に大きな経済効果が期待されていましたが、やはりコロナウイルスの影響により規模の縮小、内容の変更など様々な工夫を強いられたお祭りでした。
次回は令和１０年となります。次回はぜひ諏訪の地にお越しください。

我々の電気設備業界にも世界情勢の波を受け、原材料の高騰により物価上昇、燃料の高騰など、我々がすぐに何もできない状況が続いております。
国も対策などを打っているようではありますが、なかなか身に感じる改善がないのが現状です。このような時代だからこそ、業界全体がまとまっていくことが必要だと感じております。
諏訪地域の御柱祭の言葉に「協力一致」という言葉があります。ぜひ、電設業協会はもとより、業界全体で、この苦難を乗り切っていきましょう。

まだまだ暑い日が続きます。電気設備業にとっては感電の危険性が非常に高い季節となります。業界の皆様の安全を願うとともに電気設備業界の発展を祈念いたしまして活動報告とさせていただきます。

現在までの活動状況

当面の活動計画

○電気使用安全月間でのボランティア活動の展開
○会員相互の情報交換
○建設キャリアアップシステムの活用方法の検討
○電気工事業として働き方改革へ取り組みの検討