謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は会員・賛助会員の皆様方には協会運営に対しましてご支援・ご協力を賜りましたことに心より御礼申し上げます。先ず以って昨年3月11日の東日本大震災はじめ国内・県内の災害に遭われました多くの皆様に対しまして、心よりお見舞いを申し上げますと共に一日も早い復興をお祈りいたします。
国内の経済状況は国際的な情勢不安の影響もあり、円高の流れは止まらす製造業を中心に厳しさが一段と増しております。輸出競争力を失いつつある製造業が製造拠点を海外にシフトすることになると国内の雇用は更に悪化し、日本経済の回復が遠のくことが懸念されます。また、震災復興の為に臨時増税が予定されておりますし、昨年11月野田首相が主要20ヶ国首脳会議(G20)で2010年代半ばまでに消費税10%への引き上げを明言したことは、法人、個人共にその経済活動に様々な影響を及ぼし、日本経済の将来に不安を抱かせることとなるのではないでしょうか。
東日本大震災により発生した原発事故は国内の電力供給に多くの問題を残し、今後の供給状況によっては国内の産業構造を揺るがす事態となる可能性があると言えます。原発事故以来、脱原発の世論と共に地球環境問題とこれからの日本のエネルギー政策への関心が高まっています。原発に取って代わる再生可能エネルギーであるかのように思われている太陽光発電や風力発電でありますが、原発と同等の代替エネルギーとして捉えることが困難であることも認識しておかなくてはなりません。しかしながら、節電、創エネ、蓄電に対する国民意識の高まりは歓迎すべきことで、地球温暖化問題とエネルギー政策を考える上で再生可能エネルギーは重要な役割を果たすことになると思われます。
(一般)日本電設工業協会に於いても、昨年の全国会員大会で「地球環境保全を推進し、安全・安心な社会を実現するため、省エネルギー対策の強化と再生可能エネルギーの活用に積極的に取り組む」が決議されたことは、これからの重点課題として十分な技術・技能・知識の習得を推し進めなくてはならないことであり、協会を挙げて早急な今まで以上の取り組みが必要と考えます。
私共は、日々進歩する様々なエネルギー関連設備の情報収集と提供、そして電設業界としてエネルギー関連分野に対して如何に施工関与して行くかが、この閉塞した現況からの脱却の一歩であると考えます。更なる調査研究を進め、より高度な技術による高品質な設備の提供を通じて、地域社会へ貢献し社会的地位の向上に努めて参りたいと思います。
本年も(社)長野県電設業協会会員・賛助会員の皆様には、更なるご支援・ご協力を賜りますようお願いを申し上げまして新年のごあいさつとさせていただきます。
平成23年4月13日、西浦会長、田村副会長、月岡支部長、室井支部長が長野県庁を訪れ建設部長堀内秀様、施設課長山田邦仁様に会員皆様よりお預かりした義援金、東日本大震災30万円、長野県北部震災10万円それぞれお渡しいたしました。義援金は長野県庁より日本赤十字社を通じ被災地の皆様に順次お届けされております。
被災された方々、ご家族の皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の復興をお祈り申し上げます。
講習会 | 平成23年7月2日(土) |
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場所 | 林友ホール |
参加人数 | 145名 |
試験日 | 平成23年9月11日(土) |
開催日 | 平成23年7月5日(火) ホテルモンターニュ松本 |
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出席者 | 上田正昭、西浦 孝、園原達郎、田村吉宏、金子好成、月岡 哲 室井一郎、横川健太、今井 剛、中嶋幸男、間瀬 悟、柄澤守孝 小池英雄、伊藤雅基、新井 博、滝澤修吾、中川一仁、牛山幸一 (委任状1名) |
協議内容 | (1)平成23年度運営に対する基本方針 (2)年間会議予定について (3)日本電設工業協会報告事項 (4)その他 今後の事業について |
開催日 | 平成23年7月5日(火) |
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場所 | ホテルモンターニュ松本 |
参加者 | 39名 |
講師 | 国土交通省 関東地方整備局 営繕部 技術・評価課 課長 湯本文雄 様 営繕技術管理課 営繕技術専門官 武藤 真 様 |
講習内容 |
平成23年度国交省入札手続き等説明会
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実施日時 | 平成23年9月1日(水) | ||
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訓練開始 | 午前8時45分 | ||
訓練内容 | 災害応急対策連絡網を利用した災害時応急伝達訓練 ※5支部一斉発信による伝達訓練を実施。 |
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訓練結果(訓練終了時刻) | |||
長野支部 | 9時41分 | 松本支部 | 9時43分 |
飯田支部 | 9時20分 | 東信支部 | 9時7分 |
諏訪支部 | 9時15分 |
今後とも災害時応急対策業務に対するご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。お忙しいところご協力いただきありがとうございました。
開催日時 | 平成23年9月6日(火) 9:00~15:50 |
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場所 | ホテルモンターニュ松本 |
受講者 | 25名 |
講師 | (株)トーエネック長野支店 小山敦司、玉井泰治、町田靖 各氏 |
講習会プログラム |
1.オリエンテーション(10分) 2.基幹技能者のあり方(30分) 3.施工管理(30分) 4.工程管理(30分) 5.資材管理(30分) 6.原価管理(30分) 7.品質管理(30分) 8.安全管理(30分) 9.関連法規(30分) 10.専門講習(60分) |
開催日 | 平成23年10月7日(金) |
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場所 | 松本電気会館 会議室 |
出席者 | 上田正昭、西浦 孝、園原達郎、田村吉宏、金子好成、月岡 哲 室井一郎、横川健太、今井 剛、間瀬 悟、柄澤守孝、小池英雄 新井 博、滝澤修吾、中川一仁、牛山幸一 (委任状4名) |
協議内容 |
(1)日本電設工業協会理事会報告1.臨時総会の招集等について 2.平成23年度会員大会決議 3.諮問委員の補充委嘱 4.定款第21条第7項に基づく報告 5.登録電気工事基幹技能者の処理改善についての検討状況 6.電気工事受注調査(第1四半期)の結果 7.平成23年度公共工事発注機関訪問懇談実施計画 8.分離発注状況結果 9.都道府県協会の現状と課題について 10.「公共工事の入札・契約適正化指針」の主な改正内容 11.発注者・受注者間における建設業法令遵守ガイドライン 12.平成23年度「建設業取引適正化月間」実施要領 (2)支部・委員会報告(3)今後の事業について |
開催日 | 平成23年10月29日(土)~10月30日(日) 9:00~16:00 |
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場所 | 林友ホール 松本市双葉18-22 |
受講人数 | 44名 |
講師 | (株)トーエネック長野支店 小山敦司、玉井泰治、町田靖 各氏 |
講習内容 |
(1)オリエンテーション(2)基幹技能一般知識に関する科目、基幹技能者関係法令に関する科目第1章 登録電気工事基幹技能者のあり方
第2章 電気工事における新材料、新工法及び法改正等 (3)建設工事の施工管理、工程管理、資材管理、その他 技術他の管理に関する科目第4章 施工管理、事務管理、原価管理 (4)認定講習修了試験についての注意事項(5)認定講習修了試験学科試験 |
日時 | 平成23年12月5日(月) 13:30~15:30 |
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場所 | ホテルブリランテ武蔵野 |
内容 |
1.協会からの質問要望について
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新年、謹んでおめでとうございます。ここ数年、我々を取り巻く環境は明るい新年挨拶で始まるような話題に乏しく、一年間が過ぎていく現状に私自身、戸惑いを感じております。また相変わらずの不景気である事は現実であり益々、悪い方向に向かっているとさえ感じられる昨今であります。
先日、ある団体の視察団として陸前高田~気仙沼に行きました。TV等では何度も観てはおりましたが現実の悲惨な現場を目の当たりにした時、思わず声を発する事が出来ないという状況で真に壮絶な情景でした。現地では建設業は基より商業・漁業に於いても震災以前に戻るには想像もつかない膨大な時間と相当な資金が必要であると被災された方から説明がありました。また長野県内に於いても地震による災害が各地で起きておりますが、全ての被災者に対して一日でも早い復興を願うばかりです。
昨年末に東信支部内に於いて受注方法についての問題が発生しました。業種は違っても同じ建設業に関わる我々にとって他人事ではありません。今後、我々が電設業協会会員として如何に関わっていくのか真剣に考えていかなければならない時期ではないかと考えます。今後共に不況が続き、何時抜け出せるのか想像もつかない環境の中、我々が共に技術を高め惜しみない努力をしていく必要性があるかと考えます。
私、個人的な意見ではありますが電設業協会という基盤の中、特に民間工事に関わる件案についても同業者同士で競争し受注単価だけでの競争による悪循環な構造を終え仲間意識を持って共に共存していく姿勢も必要ではないかと思います。
年月日 | 内容 | 場所 | 参加者・人数 |
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H23.4.1 | 電設業協会顧問 寺島よしゆき 県議選出陣式 | 立科町 後援会事務所 | 支部長 |
H23.4.8 | 東信支部 役員会 | 上田市 つかさ | 役員5名 |
H23.4.13 | 東日本大震災義援金 | 県庁 施設課 | 支部長 |
H23.5.20 | 東信支部 総会 | 小諸市 レストラン車留夢 | 9名 |
H23.5.25 | 県総会出席 | 長野市 メトロポリタン長野 | 7名 |
H23.6.23 | 東信支部 経営近代化委員会 会議 | 小諸市 レストラン車留夢 | 10名 |
H23.6.29 | 東信支部 役員会 | 上田市 つかさ | 役員4名 |
H23.8.23 | 電気工事事業工業組合・協力会丸子地区 電気使用安全月間事業 協賛 | 長和町 | 支部長 |
H23.8.30 | 電気工事事業工業組合・協力会上田地区 電気使用安全月間事業 協賛 | 青木村 | 役員 |
H23.9.1 | 災害時応急対策伝達訓練 | 会員 | |
H23.11.8 | 東信支部 経営近代化委員会 会議 | 小諸市 レストラン車留夢 | 14名 |
H23.12.3 | 東信支部 役員会及び役員忘年会 | 上田市 丸吉 | 役員4名 |
あけましておめでとうございます。国内では震災、原発、台風、TPP、海外では洪水、債務危機等激動を引きずったまま新しい年を迎え、先行きの不透明感がさらに増幅して行く中で、何より望まれるのが平穏な日々ではないかと思われます。東北の復興事業が建設業再生の最後の機会と言われておりますが、遠く離れた信州では多くを望むべくもありません。
昨年の漢字には「絆」が選ばれましたが、互いの競争は無くなりませんが会員としてのモラル、共通の認識に立って会員同士の「絆」を深め共々この難局を乗り越えていけますよう、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
日時 | 平成23年9月1日(木) AM8:45~ |
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内容 | 災害時応急対策連絡網による伝達訓練 |
日時 | 平成23年12月9日(金) AM11:00~ |
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内容 | 今後の事業について |
参加者 | 7名 |
新年あけましておめでとうございます。旧年中は会員の皆様には協会運営にご協力を賜り、心より御礼申し上げます。厳しい時代が続いていて、会員各社が“今”を維持する為必死になって会社を守っているのではないでしょうか。
しかしながら、我慢・我慢ではありますが、少しでも今の為・そして将来の為に何かを得る努力が必要なのではないでしょうか。“動く”ことを躊躇しがちですが、積極的に動き、情報を得て会社のパワーに変えて行きたい。各社のそんな力の手助けが少しでもこの電設業協会が出来ればと考えます。
常に前を向いて進んで行きたい。本年もよろしくお願いいたします。
H23.8.6 | ボランティア活動(松本市電設業協会との共催) 公共施設外灯清掃 |
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H23.9.1 | 災害応急対策伝達訓練 |
H23.9.1 | 松本市 防災の日 分電盤(非常停止機能付き)・火災報知機・非常食 展示 (松本市電設業協会・消防設備協会 との協働事業) |
H23.11.18~19 | 支部研修旅行 パナソニック(株)ライテイング社 高槻工場 視察研修 |
新年あけましておめでとうございます。昨年は3月11日に東日本大震災に始まり、翌朝には長野県北部地震があり、多数の犠牲者や被害者が出ました。又、その大地震による大津波を受けた福島原子力発電所においては、放射能漏れ事故が起きて現在でも大変な事になっています。原子力発電所の事故で各電力会社は、原子力発電所の稼働停止に追い込まれてしまい各地で電力不足となりました。いままでは電力を自由に使用していた者にとって電力の使用制限は相当に困惑したり、不便を感じたと思います。
私共の業界も電力を使う仕事に関連している訳ですので、省電力や省エネルギーの面で協力や提案をすべきです。そんな中で、今後発展が期待される照明のLED化や太陽光発電とか燃料電池などが、私共の仕事にも密接に関連しています。世の中は景気低迷で芳しくありませんが、技術の発達と共にこのような仕事も多くなると期待しています。
支部活動としましては、安全や技術の向上を目指した講習会等を開催する計画を立てますのでご協力を本年もよろしくお願い申し上げます。
明けましておめでとうございます。新春をご家族の皆様と明るくお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年は東北大震災の災害で大変な年でした。電力不足による節電・輪番停電等、私たちのライフスタイルも大きく様変わりしました。また、経済的には欧州での債務危機・アメリカでの金融不安等全ての影響が日本でも、襲ってきております。
今回、「絆 きずな」と言う言葉が平成二十三年を表す言葉でした。災害をおきても動じず皆が協力し、冷静に行動をする日本人気質が世界中に報道され日本の底力を改めて感じました。今年は日本人の底力を更に発揮して災害復興と経済復興を成し遂げなければ成らないと思います。
また、今年も節電等による低炭素社会の推進はもっと顕著になると思います。私ども電気設備業界は電気エネルギー・インフラ整備の担い手として皆様に啓蒙・協力する事が存分にあると思います。今後とも会員の皆様と共に今年が皆様にとって又電設業協会にとっても素晴らしい年となる事とご祈念申し上げて、新年のご挨拶とさせていただきます。
東陽興業株式会社代表取締役会長 大竹 寿 様 (当協会相談役) が去る平成23年8月18日、享年88歳にてご逝去されました。
ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。